負荷100キロ以上!?寝ている間の歯ぎしり・食いしばり癖の対策法
こんにちは。
東大和市駅(西武拝島線) 駅前の「8211 DENTAL CLINIC(ハニイイデンタルクリニック)」です。
ほとんどの人が睡眠中、無意識に歯ぎしりをするといわれていますが、普通はわずかな間で終わります。
その場合は問題ないのですが、中には1時間以上もギリギリと強い歯ぎしりを続けてしまう人がいます。
歯を診れば削れていたりグラついていたりするため、歯ぎしりしていることがうかがえるのですが、本人に自覚がないケースが多いことから、なかなか早期対応が難しいという問題があります。
ひどい時には歯ぎしりで100キロ以上もの力がかかりますので、歯にダメージを与える前に対策をおすすめします。
自分では気付かない歯ぎしり。どんな悪影響があるのか、なかなか関心が向きにくいかもしれませんが、歯を傷めてしまう前に対策したいところです。
歯ぎしりの影響で歯が割れたり欠けたりすることがありますし、歯の根元が削れて表面のエナメル質が破壊され知覚過敏を起こすこともあります。
歯そのものに目に見えた影響がなくても、歯を支えている歯槽骨というやわらかい骨がどんどん破壊されて失われていきます。
そうなると、歯周病が進行しやすくなったり、歯が支えを失ってグラグラしたりします。もし歯を治療して差し歯や被せ物、インプラントなどを入れていたら、外れてしまうこともあります。
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりを防止するために、マウスピースの着用がおすすめです。
特に多くの歯科で推奨されているのが、ナイトガードという強化プラスチック製のマウスピースを利用する「スプリント療法」です。
ご自身の歯にぴったりフィットしたオーダーメイドのマウスピースで、歯ぎしりや食いしばりでかかる力を緩和できるので、つけて寝るだけで歯を守れます。
その上、歯ぎしりしているとマウスピースが削れるため、自分がどんな風に歯ぎしりしているのかチェックできます。
歯ぎしりは噛み合わせの不具合によって起こることが多いのですが、ナイトガードを併用すれば効果的に治療を進めることができます。
歯ぎしりの原因の多くは、ストレスとも言われています。日常的に顔や顎の筋肉が緊張してこわばっていると、睡眠時にもリラックスできずに歯ぎしりしてしまう可能性が高いのです。
マッサージや入浴でコリをほぐし、リラックスした状態で眠りにつくことも大切です。
また、歯ぎしりには、無意識のうちに心身にかかるストレスを発散しているという側面もあります。
歯ぎしりを早く治さなくちゃ…!と悩みすぎないで。まずはナイトガードで歯を守りながら、わたしたちと一緒に改善する方法を考えてみませんか?