歯の構造はどうなっているの?


歯エナメル質、象牙質、セメント質の硬い組織(硬組織)からできています。
歯が口の中に露出している部分を歯冠
歯冠より下の部分を歯根といいます。
★エナメル質
歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中でも最も硬い組織。
ものの硬さを1~10段階に分けたモース硬度という指標でみると、
水晶(モース硬度7)と同じくらいの硬さがあります。
でも、酸に簡単に溶けてしまう弱点があります。
★象牙質
エナメル質、セメント質の内側にあり歯冠部から歯根部までの歯を形づくる組織です。
モース硬度は5~6でエナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。
象牙質には象牙細管という細い血管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。
★歯髄
一般に神経と呼ばれる組織で、神経線維の血管やリンパ管などが通っています。
象牙質に栄養を補給しています。
★歯根膜
歯根部分の表面(セメント質)と歯槽骨の間を結びつける線維性の結合組織を主体とした組織です。
食べ物を噛む際、歯にかかる力を吸収・緩和し歯に加わる力が直接歯槽骨に
伝わるのを和らげるクッションの働きをしています。
★歯槽骨
歯を支えている顎の骨で、歯はこの骨の中に植立しています。
歯周病などで歯槽骨が大きく破壊されると歯がグラグラになります。
★歯肉
歯槽骨を被っている軟らかい組織で、一般に歯茎と呼ばれている部分です。
歯周病など様々な病気の症状が表れる組織でもあります。
★歯肉溝
歯肉と歯の境目にある隙間。健康な人でも1~2㎜の深さがあります。
炎症などによって深くなった状態を、歯肉ポケット、歯周ポケットと呼びます。
硬さを調べるのに『モース硬度』と呼ばれる単位があります

硬度は①~⑩の段階 ⑩が一番硬いダイヤモンドです。
歯は水晶と同じ⑦番目に硬いです。
歯の表面を覆っている「エナメル質」と呼ばれる部分が体の中で一番硬いと言われています。
でも、鉄より強い歯ですが、歯垢の中にいるミュータンス菌が作り出す「酸」
この酸が歯のエナメル質を溶かすことで、虫歯が誕生してしまいます。
また鉄より3段階も硬い歯が、硬い物を噛んで欠けたり割れたりするのはなぜでしょう。
モース硬度は最も硬いダイヤモンドで引っかいてできる傷で判定します。
もう1つビッカース硬度という単位がありますが、これはダイヤモンドを強く押し付けて
へこみや損傷程度をみるものです。
歯はモース硬度は高いのですが、ビッカース硬度が高くないので引っかきには強くても、
強い力で欠けたり割れたりしやすいのです。歯にかかる一番強い力は歯ぎしり、食いしばりです。
歯ぎしりをしている方は歯が割れやすいので注意が必要です。
硬くて丈夫で健康な歯を維持する為にも、
歯のメンテナンスをしっかり行っていきましょう!!




