味がわからない?いつもと味が違う?「味覚障害」とは?
こんにちは。
東大和市駅(西武拝島線) 駅前の「8211 DENTAL CLINIC(ハニイイデンタルクリニック)」です。
味覚障害は、新型コロナウイルス感染の自覚症状のひとつとして話題になったことでも記憶に新しいのではないでしょうか。
しかしながら味覚障害を起こす原因は、ほかにもたくさん考えられます。
例えば高齢になると、料理をすると塩味が濃くなってしまうなど、味付けが以前と変わってしまうことがありますが、それも加齢による味覚障害のひとつです。
今回は、味覚障害の症状・原因、対策についてお話ししたいと思います。
味覚障害のタイプは、大きく2つに分けられます。
1つは、味がわからなくなる。
2つは、常に口内が渋いなど、異常な味を感じる。
どちらも味覚障害です。
味を感じるしくみは、味蕾(みらい)という、舌の表面や喉にある小さな突起に存在する器官が担っています。味蕾(みらい)は、赤ちゃんの頃からすでに舌の上に1万個ほど存在します。
場所によって強く感じる味覚の種類はありますが、すべての味蕾(みらい)で、甘味、酸味、塩味、苦味の4基本味覚を感じることができます。
ところが、なんらかの原因で味蕾(みらい)に異常が起きると、味覚が正常に働かなくなります。
主に、下記のような原因が考えられます。
●加齢や貧血などで、味蕾(みらい)が萎縮・消失した
●唾液の分泌量が減った(加齢や唾液腺の炎症などによるもの)
●カンジダ症
●がん治療や抗がん剤の影響
●抗生物質や抗アレルギー剤などの影響
●歯周病の影響
●神経性(顔面神経麻痺、脳腫瘍、外傷や手術などの影響)
●亜鉛不足
●糖尿病の影響
●心因性のもの
ご家庭でできる味覚障害の予防法としては、栄養バランスの取れた食生活を心がけ、生活習慣を整えることです。
味覚障害の原因はさまざまですので、原因によって治療法が異なります。まずは病院で診察を受けて原因をつきとめ、適した治療を行うことが大切です。味覚障害の診察・相談は、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、内科でうけることができます。
土曜・日曜も診療の8211DENTAL CLINIC