ストレスを減らして顎関節症を改善
こんにちは。
東大和市駅(西武拝島線) 駅前の「8211 DENTAL CLINIC(ハニイイデンタルクリニック)」です。
顎関節症は、ひと昔前は若い女性に多い病気とされていましたが、今では性別や年代問わず、この症状に悩んでいる人が増えています。
特に日本人・アジア人は欧米人に比べて骨格的に顎が小さく、顎関節症になりやすい傾向があります。近年では、日本人の2人に1人に、口を開閉する時に顎のつけ根がバキバキ音がするといった顎関節症の症状が出ています。
顎関節症は、症状が軽いうちは口の開閉時に音がするとか違和感があるとかいったものですが、悪化すると口を開けられなくなったり、痛みが出て咀嚼できなくなったり、手足に痺れが出たり、めまいが起こったりといった深刻な症状に発展します。
顎関節症かもしれないと感じたら、まずは早めに歯科で診察を受けましょう。顎関節症は、まだまだ明確な原因が明らかになっていない分野でもありますが、早期診断・早期治療が完治の鍵です。医師の指示に従いながら、効果的なセルフケアを行うことが大切です。
患者さんによって症状が異なりますので、まずはかかりつけの歯科医の指示に従ってください。
その上で、注意点と簡単なセルフケアを紹介します。
●上下の歯を離す
上下の歯が、いつもくっついていませんか?
上下の歯がくっつくのは、食べ物を咀嚼する一連の動作の最中だけです。もし、何もしていない時に上下の歯がくっついているとしたら、食いしばり癖(クレンチング)があるということです。
食いしばりは強い圧力を歯や筋にかけることになるので、痛みが発生する原因になります。
唇を閉じて上下の歯をくっつけず、顔の力を抜くことを意識し、顎関節や筋をリラックスさせてあげてください。
●ガムを噛み過ぎない
ガムを噛みすぎると顎関節や、顔の筋肉を疲労させます。痛みを発生させる原因になりますので要注意です。
キシリトール配合の歯にいいとされるガムもありますが、1日に噛む量や噛むタイミングが決められています。
用法を守って正しく使用してください。
●大きな口を開けすぎない
大口を開けると顎関節を傷める原因になります。
あくびをするときは、顎の下にこぶしを当てて大口をあけすぎないように注意してみてください。
●仰向けに寝る習慣をつける
横向き寝の人は意外と多いと思いますが、関節や筋肉を傷めます。同じ方向に力がかかって顔が歪むこともあります。
人間の身体は、仰向きで寝ることで、自然に肩の筋肉や関節がくつろげる造りになっています。
顎関節症とともに肩こりや頭痛が慢性化しているという人は、仰向きに寝る練習をしてみるといいですよ。慣れればリラックスできてスッと身体が軽くなるでしょう。
●ストレスをためない
意識してストレスを解放するのは難しいことですね。仕事第一、家庭第一、として日々がんばっている人は、ストレスを感じたらすぐに休憩をとってください。
なかなか難しいかもしれませんが、そうして自律神経をコントロールできるようになることが顎関節症の治療につながります。
少し散歩するだけでもリラックスできます。軽い運動には、ストレスを感じにくくさせる効果があるため、神経内科の療法としても採用されています。
●ゆっくりとストレッチ
首を前後左右にゆっくりとのばし、収縮してしまった筋を元通りに戻すことを意識したストレッチを行ってください。あくまで無理をせず、ゆっくりと行うのがコツです。