放置すると危険!?大人の歯ぎしり、子どもの歯ぎしり
こんにちは。
土日も診療している、東大和市駅(西武拝島線) 駅前の「8211 DENTAL CLINIC(ハニイイデンタルクリニック)」です。
自分では気づきにくく、ご家族の指摘でわかることが多い「歯ぎしり」。
大人だけでなく、子どもの歯ぎしりの音を聞いて驚いたことがある方もいらっしゃると思います。
すやすや寝ている姿を見て、このままにしていても大丈夫かな?と心配になりますね。
大人と子どもの歯ぎしりには違いがあるのでしょうか?ご一緒に見ていきましょう。
ぜひ、ご家族の健康維持に役立ててください。
大人の歯ぎしりは放置していると健康に悪影響を与える場合がありますので、注意が必要です。
原因とリスクを知って、改善に向けた対策を立てていきましょう。
<原因>
●ストレス
環境の変化や人間関係などストレスを受けると、寝ているときに無意識に歯を食いしばって、不安や憂うつな気持ちを解消していると考えられています。疲れがたまったときも表れやすいです。
●噛み合わせ
特定の歯だけが強く接触していることや詰め物や被せ物が高すぎて、ぶつかっているために起こります。
●過度の飲酒や喫煙
アルコールやニコチンの摂り過ぎは、歯ぎしりが起こりやすいといわれています。
<リスク>
●歯の破損、知覚過敏
歯ぎしりでかかる力は、自分の体重以上です。歯が欠けたり、割れたりすることがあります。
また、歯の表面のエナメル質がすり減ると、内部にある象牙質が露出し、飲食物の温度が神経に伝わりやすくなるので、知覚過敏が起こりやすくなるので注意が必要です。
●顎関節症
顎にも強い力が掛かるため、顎関節がずれることがあります。顎の痛みや口を開けづらい、顎を動かすと音がなるなどの症状です。
●肩こりや頭痛
下顎の筋肉を通して首や肩に強い力がかかります。夜しっかり寝ているのに、朝起きたら肩こりや頭痛があれば、歯ぎしりを疑ってみましょう。
子どもの歯ぎしりは、噛み合わせを調整していることが多く、成長過程で起こる生理的な現象と考えられています。
赤ちゃんは、生えてきた上下の乳歯の前歯を強くこすり合わせて、噛む練習をしたり、顎の位置を決めるために調整したりしているといわれています。
幼児期以降は、乳歯から永久歯への生え変わり時期に起こることが多く、強く噛み合わせることで、生え変わりを促進し、歯並びを調整するために必要な過程です。
一次的なものか様子をみていただき、もし、長く続いて、歯の欠けやすり減りが多い場合は、歯科を受診してください。
成長の証だからと放置せずに、お口の中のチェックを欠かさないようにしてくださいね。
そして、子どもも生活の変化などでストレスが溜まって、歯ぎしりが起こることもあります。コミュニケーションを多くとり、不安を取り除いてあげましょう。
歯ぎしりは、自分で気づくことが難しいので、発見が遅れがちです。
症状が進んでいることがありますので、ご家族から指摘された場合は、早めに歯科を受診するようにしてください。
歯ぎしりの対処法にはどのようのものがあるかご紹介します。
●ストレス解消
友達と会話、趣味、運動など気分転換をして、ストレスが溜まらないように心がけましょう。
●噛み合わせの治療
歯科医で噛み合わせの調整をしてもらいましょう。矯正治療も選択肢のひとつです。
●マウスピース使用(ナイトガード)
マウスピースをつけて寝ることで、歯や顎にかかる負担を減らし、歯が削れたり、欠けたりするのを防ぎます。
「歯ぎしりくらい大丈夫!」と考えていると、気付かないうちに、大切な歯や顎、身体にも大きなダメージを負ってしまうかもしれません。
歯ぎしりの症状がある方は、早めにご相談にお越しください。
しっかりと対策をして、いつまでも健康を保っていきましょう。ご来院をお待ちしています。